露木茂は女子アナの名付け親?!ブスは採りませんでアナドル量産のツケ

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露木茂さんは元フジテレビでアナウンス部長をしていたアナウンサー界の重鎮です。

そんな露木茂さん過去の発言が今注目を浴びています。

今回は露木茂さんが過去に言い放った発言を調査し、現在のフジテレビについても触れていきたいと思います。 

プロフィール

名前:露木茂(つゆきしげる)
生年月日:1940年12月6日(84歳)
出生地:東京都千代田区
最終学歴:早稲田大学政治経済学部
所属:TBSスパークル
職歴:元フジテレビアナウンス室部長→アナウンス室専任局長 早稲田大学客員教授 東京国際大学国際関係学部教授

露木茂は女子アナの名付け親?!

露木茂
https://news.yahoo.co.jp/articles/0dcb6024e5884420cc3f411ddc8a002638efc864

露木茂さんは女子アナの名付け親だと言われています。

これは2014年に徳光和夫さんがフジテレビの「ニュースな晩餐会」という番組において発言したことが発端となっているみたいです。

女子アナとしては会社に入らなくて、アナウンサーとして入ったらたまたまそれが女性だったり男性だったりしただけ。きちんと仕事している人には『女子』という言葉は使わないし。女子社長とか女子弁護士とか言わないでしょう」と持論を展開した。
「露木がいけないんですよ、女子アナって命名したんですから、露木が言いだしたんですよ」という説を明かした。
引用先:Sponichi Annex

この言葉が独り歩きして女子アナの名付け親という認識が浸透しました。

しかし露木茂さんは後にこの説を否定しています。

2018年の雑誌の取材で、次のように述べています。

「少なくとも私は『女子アナ』という言葉を一度も使ったことはないし、ある種の蔑称だと思っているんです。ですから、仕掛人などではありませんよ。当時の社風と時代に彼女たちがマッチしただけで、私はその『邪魔をしなかっただけ』なんです(笑)」
引用先:女性自身

スター女子アナたちを多数採用した元フジテレビの露木茂さん。

女子アナブームの仕掛け人ではありましたが、名付け親ではなかったみたいです。

露木茂さんが命名しなくても、その当時のフジテレビの軽薄なものの考えより、自然と発生してきたワードなのかもしれませんね。

徳光和夫さんも言っている通り、きちんとした仕事をしている人に女子は蔑称にあたります。

1970年代~1980年代のバブル期が軽薄な世の中を作り、女子アナという言葉が誕生したのでしょう。

露木茂の「ブスは採りません」発言の背景

女子アナ
https://www.fujitv.co.jp/muscat/20195022.html

この発言は2000年代初頭にマスコミを志望する法政大学の学生たちの前での発言でした。

学生から出た「テレビ局にはコネ入社はあるのか?」という質問がきっかけだったそうです。

発言は次のようなものだったとのことです。

「テレビ局だけでなく、どの企業にも多少なりともコネ入社があることは否定しません。ですが、アナウンサーだけは別です」
フジテレビはブスは採りません
引用先:日刊ゲンダイデジタル

これを聞いた女子学生たちは“呆然”としていたそうです。
外見差別以外の何物でもなく、現代であればかなり叩かれそうな案件ですが、大きな批判はなかったみたいです。

この発言の裏側には次のような事が合ったのではないでしょうか?

フジテレビにおける美人アナウンサー採用の歴史

花の三人娘
https://www.sanspo.com/article/20180206-OO4JYRBNMJMPFF6KRN56GAQ7L4/

この発言の裏には戦略としての俗に言う「美人アナ」採用があったと思われます。

・フジテレビは1980年代から、美人女子アナウンサーを積極的に採用。

・彼女たちは「花の三人娘」(有賀さつき、河野景子、八木亜希子)などの愛称で親しまれ、局の人気を牽引しました。

この戦略は後に成功と影響を残しました。
以下にまとめてみました。

視聴率への貢献

  • 美人アナウンサーは、ニュース、バラエティ、イベントなど幅広い分野で活躍。
  • 特にゴールデンタイムの番組での露出が高く、視聴率向上に大きく寄与しました。

他局への影響

  • フジテレビの成功を見た他局も、美人アナウンサーを前面に押し出す戦略を採用。
  • アナウンサーが「情報伝達者」から「タレント」に変化する流れが加速しました。

「アナドル」ブームの到来とフジテレビの戦略

カトパン
https://www.sanspo.com/article/20220407-3F65G2FRC5HWPPRYZDRBV6LWVE/

「アナドル」とは、アナウンサーとアイドルを組み合わせた造語で、フジテレビの美人アナウンサーたちがアイドル的な人気を博したことから生まれました

このブームにより、アナウンサーは情報伝達者としてだけでなく、エンターテイナーとしての役割も求められるようになりました。

フジテレビはこの流れを積極的に推進し、アナウンサーの多様な才能を引き出す戦略を展開しました。

成功例:

有賀さつき、平井理央、加藤綾子といったアナウンサーが「アナドル」として人気を博しました。

美人アナウンサー採用の弊害と批判

採用

外見重視の影響

  • 外見を重視することで、以下の問題が指摘されました:
    1. 能力軽視:
      • 外見に偏る採用基準が、アナウンサーとしての実力を軽視する原因に。
    2. 多様性不足:
      • 同じようなタイプのアナウンサーが増え、多様性が損なわれる。

「上納接待」疑惑

現在進行してる問題の根幹となるものが、1980年代より始まった美人女子アナ採用を原点としている事がよくわかります。

  • 一部報道では、女子アナが上層部の「接待」に利用されていたというスキャンダルが浮上。
  • フジテレビのブランドイメージに大きな打撃を与えました。

フジテレビの人事方針の見直しと今後の課題

求められる改革

  1. 採用基準の透明化:
    • 外見だけでなく、スキルや個性を重視する採用へシフト。
  2. コンプライアンス強化:
    • セクハラ防止や職場環境改善を目的とした制度の整備。
  3. 視聴者との信頼再構築:
    • SNSなどを活用し、双方向のコミュニケーションを強化。

まとめ

露木茂さんの過去の発言が掘り起こされる事で、フジテレビの採用方針や文化が改めて注目されました。

「美人アナウンサー戦略」は短期的な成功を収めたものの、長期的には外見偏重の問題や多様性の欠如といった課題を浮き彫りにしています。

フジテレビがこの問題を乗り越え、視聴者の信頼を回復するためには、採用基準や企業文化を根本的に見直すことが求められています。

視聴率至上主義にとらわれず、多様性と能力を重視したメディアとして再構築することが、今後の成功の鍵となるでしょう。

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