斎藤知事が窮地に!女性社長がうっかり暴露の余波は?

知事 トレンド情報

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兵庫県知事選挙は斎藤元彦知事の勝利で終了したと皆さんも思っていましたよね。

ここにきて、選挙自体を揺るがす重大疑惑が報道されています。

今回は知事失職、再選挙にもつながりかねない疑惑を調査いていきます。

斎藤知事が窮地に立たされる訳

斎藤知事がなぜ窮地に追い込まれているかは下記の2点です。

1.公職選挙法違反の買収に当たる行為

2.選挙公示前の事前運動の実施

詳しく説明していきます。

公職選挙法違反の買収について

今回の選挙ではネットを使った選挙活動が大きく勝敗を左右しました。

インターネットを利用した選挙活動には下記のような規制があります。

「インターネットを利用した選挙運動を行った者に、その選挙運動の対価として報酬を支払った場合には買収罪の適用があります」(総務省 インターネット選挙運動解禁のあらましより

斎藤知事の代理人においては金銭の支払いを認めながらも、

「ポスター制作など、法で認められたものであり、相当な対価を支払った」

「SNS戦略の企画立案などについて依頼をしたというのは事実ではありません」

「あくまで、陣営の指示に従ったものを制作していただきました」

と主張しています。

買収罪の適用は刑が確定した者が総括主宰者、出納責任者、地域主催者、親族、秘書又は組織的選挙運動管理者等に当たる事が連座裁判等により確定した場合には、公職の候補者本人に連座制が適用され、当選無効や立候補制限が課せられる事になります。」(総務省 インターネット選挙運動解禁の概要より)

後述する暴露されたものが事実であれば、支払いを受けたものが「組織的選挙運動管理者等」に当たり、斎藤県知事の当選が無効になる可能性もあります。

選挙公示前の事前運動の実施

今回の選挙期間は10月31日からという事が大前提です。

暴露された資料によると、斎藤県知事にプレゼント資料として渡されたという資料の開始日が、10月1日となっており、それ以前に計画をされており明らかな選挙の事前運動にあたる可能性があります。

公職選挙法では下記の通り事前運動の禁止を規定されております。

公職選挙法では「事前運動」が禁止されています(129条)

この事前運動の禁止に違反して、刑事事件として摘発・起訴され、判決まで至ると、1年以下の禁錮又は30万円以下の罰金に処され(同法239条1項1号)、選挙権及び被選挙権が停止されます(同法252条1項・2項)

今回のケースでは斎藤県知事が県議会の不信任決議を受けて失職したのは9月30日午前0時。10月1日より計画されたプレゼン資料より、いつから計画されていたかが気になるところです。

女性社長がうっかり暴露の内容

問題の女社長は「株式会社merchu」(兵庫県西宮市)の代表取締役 折田楓さんです。

折田楓さんは自信が作成したnoteに「兵庫県知事選挙における戦略的広報:「#さいとう元知事がんばれ」を「#さいとう元彦知事がんばれ」に」という記事を投稿し、選挙戦の内幕を明らかにしています。

この記事により、公職選挙法の買収と事前運動の自白に近い表現や、斎藤知事が失職前から選挙戦略を練っていた事をうかがわせる証拠写真となりうる資料も掲載されています。

資料
集英社オンラインより

「ひとりぼっちのスタート」を演出した斎藤知事が、この時点ですでに選挙戦略を練っていた事に驚きを感じますね。

#さいとう元知事がんばれ」は本人も気に入っていたような記載もあったようです。

noteには斎藤知事への選挙戦略提案が詳細にまとめられており、「ご本人は私の提案を真剣に聞いてくださり、広報全般を任せていただくことになりました。」と記載もあります。

note全般に対して感じる事ですが、折田楓さんの自己顕示欲が満載のものです。

「私が監修者として、運用戦略立案、アカウントの立ち上げ、プロフィール作成、コンテンツ企画、文章フォーマット設計、校正・推敲フローの確立、ファクトチェック体制の強化、プライバシーへの配慮などを責任を持って行い、信頼できる少数精鋭のチームで協力しながら運用していました。」

と記載されており、「広報は私が仕切った」を強くアピールしています。

また、

「仕事として、兵庫県の会社が手掛けた戦略であることと、あくまでも株式会社merchuの社長として社会に貢献できるよう日々全力で走り続けたいと思っています。」

の記載もありボランティアではなく仕事として取り組んでいたものと推測できます。

仕事であれば当然報酬も発生するわけであり、斎藤県知事側が支払ってお金の内容がどう精査されるか注目となりますね。

斎藤知事と折田楓さんの接点は何か?

なぜ、斎藤県知事は折田楓さんの会社に足を運んだのでしょうか。

その答えもnoteに記載されていました。

「兵庫県庁での複数の会議に広報PRの有識者として出席しているため、元々斎藤さんとは認識がありました」

と記載されています。

特に注目されるのが「兵庫県空飛ぶクルマ会議検討委員会」への参加です。

この件については斎藤知事の失職の原因であるパワハラにも遠くでつながる案件で知事直轄のプロジェクトのようです。

空飛ぶクルマ関連の新規事業が報じられた時、内容を了承していたはずの知事が担当者に

「なにこれ。聞いてない。空クルは知事直轄。勝手にやるな。やり直し」

と厳しく叱りつけたとの事です。

このことよりも、折田楓さんとは何か特別なつながりを感じます。

今回の件が明るみになったことで、再注目されるかもしれません。

まとめ

今回は斎藤知事の窮地と女性社長のうっかり暴露を調査してきました。

まとめてみます。

窮地に追い込まれている理由

  • 公職選挙法違反の買収に問われる可能性がある。
  • 選挙公示前の事前運動に当たる可能性がある。

うっかり暴露

  • noteによる事前運動の自白
  • noteによる買収の可能性示唆

現在進行形の事案であり今後の動きに注視していきたいですね。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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